HOME > 注文住宅施工事例 > 松戸小金の家

施工写真

Photo Gallery
注文住宅 |
松戸小金の家
  • 設計者 : 有限会社 都市建築設計集団  
  • 施工 : 太陽ハウス株式会社
  • 所在地 : 千葉県松戸市
  • 工法 : W造 2階
  • 延床面積 : 162.82m2
  • 竣工年 : 2005年8月
中庭を配置することにより開放的な空間となっています
敷地は北小金駅に向かう幹線道路から少し入った、周囲を住宅・アパート等で囲まれた場所。
広さは百坪程の広い敷地で、「普通の庭」を確保するには十分な敷地ですが、セキュリティーを考慮し、「安定した庭」を確保するために「中庭型」としました。中庭のデッキを仲介し、左右に「LDK空間」「生活空間」を配置することで二つの空間の距離感を保ち、光庭としての役割も果たしています。
「LDK空間」は、名前の通り、リビング・ダイニング・キッチン+和室の空間でスキップフロアになっており、間仕切り無しの大空間を構成。「生活空間」は寝室・子供室・浴室・トイレ・納戸で、通常は客人に見せたくないため、閉鎖的空間になることが多いですが、「中庭」を配置することにより開放的な空間となっています。
この「中庭」が新しい「庭の性格」、新しい「家族の形」を生み、育っていくように願っています。

お客様インタビュー

注文住宅 |
松戸小金の家
お客様のお宅を訪問して、住み心地などの感想を聞かせていただきました。
小さな縁の積み重ね

家を建てて約3年が経ちますが、太陽ハウスさんに施工をお願いした一番の理由は「小さな縁の積み重ね」だったと思います。

私は家に対して「住む人を育てる器・家族の人生に密接に関わるもの」という特別な想いがありました。

設計は、ダイナミックな空間構成が魅力の、仙台の設計士・手島浩之さんにお願いしようと決めていたのですが、施工をどこに頼むか考えた時、「実際に建てて住んでみなければ分からないのだから『縁』のあるところにお願いしたい。」と思いました。

私は松戸の北小金で生まれ育ち、近所によく遊びに行く親戚の家がありました。その家は太陽ハウスで建てた家で、私が遊びに行った時に、太陽ハウスの営業さんと何度かお会いしたことがありました。もう20年近く前のことです。

その縁で、太陽ハウスの営業さんに家の建築について相談したところ、建築部の部長を紹介していただきました。この部長さんは私と同年代で、私の家に対する想いを真剣に聞いてくれました。

仙台に日帰りで、
手島さんが設計した住宅を一緒に見に行った時には、新幹線で色々な話をしたり、施工写真を見せてもらいました。美味しい牛タンのお店に案内してもらったことも良い思い出です。

このようにフットワーク良く、施主の立場で考えてくれたことが心に響きました。

また、住んでからのメンテナンスを考えて、地域密着の地元企業であることも重視し、施工を任せようと決めました。

工事中は、現場が近かったので毎日のように顔を出しました。細かい納まりへの配慮や、設計・施工・施主のコミュニケーションの大切さを感じました。

構想から2年近くかけて、大きな中庭がある家が完成しました。中庭を囲むように家族の居場所が配置され、風が抜ける開放感のある家になり、家族や子供の友達にも好評です。
家は、住む人のライフスタイルの変化によってこれからも変化していくものだと思います。今後も太陽ハウスさんの新たな提案に期待しています。

玄関ホールから見た中庭。
様々な角度から中庭を眺め、
室内にいながら自然を感じることができます。

中庭中央のコンクリート台は、
ベンチにもテーブルにもなります。

マスコミ取材事例

「新しい住まいの設計」
2006年7月号5月20日発売
にて紹介されました。

空に開かれた中庭をとり込むドラマチックなワンルーム

東西に長い敷地は三方が住宅やアパートに囲まれている。景観が望めないどころか、窓を開ければ逆に見られてしまう環境だ。

テレビ番組で手島さんの「天井がガラスブロックの家」を見た建主は、そのダイナミックな空間構成に惹かれて直感的に設計の依頼を決めた。要望は、中庭を設けて採光を確保し、セキュリティ対策もしっかりすること。

手島さんは建物の中心部に採光や通風を確保する中庭を配し、その周りに家族の居場所を配置。外部は閉じた形状にしてセキュリティを確保し、中庭を含んだ大きなワンルームの家を実現した。

「空が見えるだけでなく、東西に風が流れ、視線が外に抜ける。それに、植栽で四季の移り変わりも楽しめる、軽快な木の列柱と重厚なコンクリートとのコントラストもいい」と、建主はこの中庭に夢中だ。

中庭を介して各室が緩やかにつながるオープンな家

建物は、中庭をはさんで南北に分かれている。南からの日差しを受ける北側の棟にはLDK、南側の棟には個室や水回りを配置。どの部屋も中庭に対しているので、すべてが見渡せ、どこにいても家族の気配を感じることができる。

「オープンな空間は開放的だけど、適度な緊張感もある。手島さんに設計をお願いしたのも、機能性や快適さよりも、デザインのシャープさやダイナミックさを求めたから。その緊張感を楽しんでいます」と建主。

LDKはスキップフロアにより緩やかにつながりつつ変化を楽しめる空間に。キッチンをオーブンにしてダイニングテーブルと一体型にしたら、高校1年生のニ男は料理を始めた。家族はリビングとDKの間の階段に座ってくつろいだりしている。

「家族が緩やかにつながっている感じです。多少の暑さ、寒さはあっても、気持ちが豊かに暮らせる方が大事」と建主。中庭が中心の家は、家族を優しく見守っている。

建築家紹介 手島浩之

仙台と東京を拠点に縦横無尽に活躍

手島さんがプランニングの際に最も重視するのは、家族関係などの住宅内部の関係性よりも、空をいかに身近に感じるか、周辺の自然をどうとり込むかといった、外部環境との関係性だという。

「住宅は敷地条件に縛られてしまう部分が大きい。都市の狭小住宅などは特にそうですね。それでも、できるだけ内部で閉じずに、もっと大きな外部的要素とのかかわりを意識して設計したいと思っています。」

今回紹介するhouse-MTDでは、三方を囲まれた敷地条件から、木の列柱で囲んだ中庭を設けることで、空を手に入れた。列柱は空間にリズムを与え、伸びやかさを強調している。以前に設計した旗竿敷地に立つ住宅では、採光を図るために天井にガラスブロックを採用し、明るさと同時に光の表情を楽しめる空間を実現。外部空間を巧みにとり込む手島さんの家は、厳しい敷地条件にもかかわらず、単なる開放感ではない豊かさに満ちている。

一方で、「眺望のいい敷地をいかに生かすか」というテーマにも取り組んでいる。手島さんは仙台と東京にオフィスを構えており、仙台での依頼は眺めのいい、恵まれた環境の敷地も多いという。

「これは地方で設計をやっていることのよさかな、と思います。豊かな自然環境や素晴らしい眺望を、きちんと生かす設計もやっていきたい」